蔵書票というものを教わりました。調べてみたら面白かったので誰かに言いたくなった。

蔵書票

蔵書票(ぞうしょひょう)ないし書票(しょひょう)は、本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を明らかにするための小紙片。より国際的にはエクスリブリス(Exlibris、「だれそれの蔵書から」という意味のラテン語)と呼ばれる。英語ではbookplate。(wikipediaより)

15世紀に活版印刷が発明されてからできた習慣だそうですが、日本には1900年代に入ってから伝わったそうで。
時々古本漁ってると、奥付の前後に絵柄のついた紙が一枚糊付されてたりしますが、一つの文化として成立してるとは知らなかった。
協会まで作られてる→蔵書票協会

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ミュシャとビアズレーもありました。



ここに載せたのは割とライトな方で、なんというか、男女や女性同士があからさまに「最中」なものが多くて、さすがにここで紹介するのは控えます。。。
興味のある人は【蔵書票】または【exlibris】で画像検索してみて下さい〜。

一見したところ「本」「大樹」「フクロウ」「猫(科)」「ドラゴン」「スフィンクス」とか“知識”“知恵”から連想するものがモチーフとして多いですね。
で、なんで女体が多いのかちゃんと調べてないのでこっから先は憶測、というかこじつけです。
聖書で知恵を与えたとされるものはアダムの最初の妻「リリス」なので、知恵→禁断の果実→女の誘惑…と来ているのかな、と。
まあ、本当のところは、昔の人なりの(エロ本を隠す中高生のような)背徳行為だったのかもしれないけど!
ただ、ここには載せなかったけど、悪魔や死神、蛇やドクロを描いたものもよく見かけましたから、神話や聖書からの連想は間違ってないのかも(「ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である」ヨハネの黙示録)。
あと、天使エグリゴリが人間に火(文明)を与えた罰として地獄へ落とされ悪魔(ルシファーまたはサタン)になった話がある=知恵を得ることは神に反逆すること。だから本の後ろに名前と一緒に記すことで秘密を得るという…って文字で書くとなんかすごい厨二設定!!

こないだ教わって知って、面白くてにわかに盛り上がってるだけなので、正しい由来を知ってる方はご教授下さい〜。

あ、ちなみにBL?ものも結構ありました。