展示の詳細が決まりました。
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サトウコウタ展『小さな灰色の脳細胞』
◎会期/2013年1月8日(火)〜1月31日(木)
◎時間/10:00〜19:00 ※最終日31日(木)は17:00で閉廊します。
◎会場/マルプギャラリー 〒171-0014 豊島区池袋3-18-5

※土日祝は休廊です。
※ただし、サトウ在廊予定日の12日(土)、19日(土)、26日(土)、27日(日)は
開廊しております(在廊日は増えるかもしれません)。
※前回1月7日〜と予告しましたが、都合により8日〜となりました。

1900年代初頭に黄金時代と呼ばれ、今も愛される名作推理小説。
ホームズ、ポワロ、マープル、クイーン他、名探偵たちを、イラストレーションで紹介します。
灰色の脳細胞とは、脳の使っていない部分のことで探偵たちの名推理はここから生まれます。
脳細胞を働かせながら彼らの活躍を、今一度味わって下さい。

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というわけで、前回の予告通り「推理小説」がテーマです。
主に黄金期と呼ばれた1900年〜1930年代に出版された作品で、
クリスティやクイーン、カー、ヴァン・ダインなど
今や古典的ですが不動の人気を誇る名作たちが中心の展示となります。

「小さな灰色の脳細胞」とはアガサ・クリスティの
名探偵エルキュール・ポワロのセリフから来ています。
”普段意識して使っていない脳も総動員して考えないと
見せかけの事実に足をすくわれますよ”
、といった意味として用いられ、
エラリー・クイーンの作品にも同じ言葉が出てきました。
ちょっと遠回しな感じが探偵的で良いなと思い、これに決めました。

さて、展示会のテーマとして「本」というのは、ベタすぎて敬遠してきたのですが、
ある意味「王道のテーマ」とも言えますし、王道すら押さえていないというのも
自分の作家として足りていない部分の一つかな、という気もしたからです。

そこで好きなジャンルの本として選んだのですが、
元々読書好きという質でもないので、
実は押さえてる冊数はそんなに多くはないです。

そんなわけで、今慌てて色んな作品を読んでます。。。
しかし、ネタ集めとはいえ、推理小説は本当に面白いです。
そして作家ごとに趣向が違っていて、飽きがこないから
飽きっぽい自分でも好きで読み続けて来れたのでしょう。

最近も少し「推理小説」がジャンルとして盛り上がってきたのでしょうか、
新刊案内やラノベにもそれっぽいタイトルのものを見かけます。

推理小説の魅力が伝わる展示になれば良いな、と思っております。
お楽しみに!